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エスキューブ知財ニュース2025年8月号

エスキューブ知財ニュース2025年8月号をお届けします。
エスキューブ知財ニュースは、知財実務に直結する制度や改正法の情報に関する「今月のヘッドライン」と、医薬品分野のトピックに関する「医薬品知財情報アップデート」等の構成にて毎月発行の予定です。

━━Contents━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

[1]製薬協、 特許期間中の薬価維持制度を提案

[2]医薬品知財情報アップデート
トランスジェニック、「エクソンヒト化マウス」に関する特許が成立 
モダリス、筋ジストロフィー治療に関する米国特許成立 
■オリザ油化、紫茶エキスによる GLP-1 分泌促進効果に関する特許を出願

[3]医薬バイオ食品化学審決情報

[4]セミナー情報

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[1]製薬協、 特許期間中の薬価維持制度を提案

日本製薬工業協会は、中央社会保険医療協議会 薬価専門部会において、⾰新的新薬への予⾒性の⾼いシンプルな制度設計が必要であるとの理由から、革新的新薬の特許期間中の薬価を維持する制度を提案しました。また、市場拡⼤再算定を適⽤した対象品の引下率を、類似品にまで適用することは、制度の趣旨や公平性の観点から合理性に⽋けると主張しています。
▼詳しくは「薬価制度改⾰に関する意⾒」をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001514783.pdf

[2]医薬品知財情報アップデート

■トランスジェニック、「エクソンヒト化マウス」に関する特許が成立

株式会社トランスジェニックグループは、「エクソンヒト化マウス」に関する特許が日本において成立したことを公表しました。エクソンヒト化マウス技術では、ヒトの遺伝子発現パターンが量的にも、組織特異的にも正常に発現されることが可能となり、核酸医薬等の薬剤及び遺伝子治療の効果をみる上で極めて有用になるようです。
▼詳しくは「「エクソンヒト化マウス」に関する特許が日本にて成立」(ニュースリリース)をご覧ください。 
https://transgenic-group.co.jp/pressrelease/pdf/20250702.pdf

モダリス、筋ジストロフィー治療に関する米国特許成立

株式会社モダリスは、「LAMA1 遺伝⼦を標的とした筋ジストロフィーの治療⽅法(⽶国出願番号:17/635,608)」が、⽶国特許商標庁(USPTO)により特許として認められたことを公表しました。標的筋⾁組織に選択的に導⼊することで、⾼い特異性をもって LAMA1 の発現を活性化することが可能になるようです。 
▼詳しくは「LAMA1 遺伝⼦を標的とした筋ジストロフィー治療に関する⽶国特許成⽴のお知らせ」(ニュースリリース)をご覧ください。 
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS04819/3a8385ac/978b/4c60/9bab/c5bb7284cd4c/140120250711512028.pdf

オリザ油化、紫茶エキスによる GLP-1 分泌促進効果に関する特許を出願

オリザ油化株式会社は、ケニア産紫茶を原料としたユニークなダイエット素材 「紫茶エキス」 について、 “GLP-1分泌促進作用” を確認し、特許出願を行ったことを公表しました。GLP-1(Glucagon-like peptide-1)」は、血糖値上昇時にのみインスリン分泌を促進するため、低血糖リスクが低い理想的な血糖調節メカニズムとして注目されています。また、GLP-1 による満腹感の持続や消化速度のコントロール、代謝促進効果によるダイエットメカニズムが注目されているようです。 
▼詳しくは「紫茶エキスによる GLP-1 分泌促進効果を確認!~ダイエットの新たなアプローチとして特許出願~」(ニュースリリース)をご覧ください。 
https://oryza.co.jp/wp-content/uploads/2025/07/6b49180c5c764bfd4fb6be1dcd95f61b.pdf

[3] 医薬バイオ食品化学審決情報
リンク付きファイルはこちら

[4] セミナー情報
2025/9/5 JASIS2025(幕張メッセ)にて「ライフサイエンス分野のやさしい知財入門~切っても切れない、医薬品と特許の因果な関係~」と題して講演します
JASIS幕張2025(https://jasis.jp) 参加無料
JASISへのご来場及びセミナー聴講には、こちらから事前登録をお願い致します。

日 時:2025/9/5(金)15:00~16:00
会 場:幕張メッセ 国際会議場コンベンションホールA
テーマ:トピックセミナー A9 ライフサイエンス知財・最前線
    「ライフサイエンス分野のやさしい知財入門~切っても切れない、医薬品と特許の因果な関係~」
講 師:エスキューブ株式会社 代表取締役 田中康子
概 要:
「医薬品やバイオなどのライフサイエンスビジネスでは特許が重要なことは知っている、でも特許の話は特殊すぎてよくわからない」という人は多いのではないでしょうか?そんな皆さんに向けて、Pharma Nexusで連載中のコラム「ライフサイエンス分野のやさしい知財入門~切っても切れない、医薬品と特許の因果な関係~」第1回~第4回の内容に沿って、ライフサイエンスビジネスに関係する知的財産の話を、”やさしく”ご紹介していきたいと思います。さらに第5回以降の予告編も。

2025/2/19に開催した「医薬品特許戦略-入門編」の見逃し配信の申込受付中です!
概要はこちら
医薬品業界の特殊性やその特殊性に基づく医薬品業界に特有の特許・薬事関連の制度について、幅広い皆様に向けてわかりやすく説明していますので、企業内知財教育や新人研修としてご好評をいただいております。見逃し配信の申込は2/19に締め切っておりましたが、ご要望をいただきましたので、事後申込をお受けすることにいたしました。

主な対象者:医薬品関連企業の知財・法務・研究・開発・薬事・営業部門、経営者、アカデミア、官公庁の皆様等 
お申込 :こちらのフォームからお願いします。 
受講料 :27,000円(税込み 29,700円) 
お申込後に請求書をメール添付PDFにてお送りします。ご入金確認後に視聴用リンクをお送りします。 
視聴期間:2週間
お問合せ:こちらからご連絡ください。
ご注意等:
● 質疑応答はありません。
● 動画の複数名視聴・録画はお控えくださいますようお願いします。
● 同一組織内でまとまった人数でのお申込みを希望される場合は、受講料について考慮させていただきます。こちらからご連絡ください。
● 同一内容セミナーのライブ開催をご希望の場合は、出張またはWebにて対応させていただきます。内容の微調整やカスタマイズも致します。こちらからご連絡ください。

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